それぞれの空

痛い感想です…
約25分の中に、6人がからんでのオリジナルストーリーということで、25分の中に6人がいて、それなりにストーリーを完結させようとすれば、突っ込みたくなる部分もあるわな。
でも、そんなの25分ということで、ドラマにした段階で物理的にきついよなぁと、思うので、そんなのは気にせず。
そんな短い時間で、ちゃんとVが演技してくれて、それなりのドラマが見られることがもったいないです。ありがたいです。
それより、なぜV6にこの物語なのかなぁ、なんて考えてみました。
長野さんが主役ということで、びっくりでしたが、他のメンバーの役柄とか、ストーリーとの絡み具合を見てると、ふむ…と、いう部分もあり、それに気づいたら、見ながら急にぐっときちゃったりして。
坂本さんは、自分の道を決めて、ポリシーは一貫してゆるぎなくって、ところが、ミュージカルを一番のお仕事だと思っているであろう、坂本さんにリンクしてる。
井ノ原さんは、周りの人がどんどん井ノ原さんを好きになるように、この後藤さんも、坂本さん演じる鶴本さんや、岡田さん演じる勇さんが協力者となり、現在でも林田(森田)さんや、三橋(三宅)さんから慕われているところが似ているというか。
林田さんは、一見森田剛とはキャラがちがうようだけど、仕事に対して、すごくまじめになる部分とか、なんとなく不器用な部分がそんなに違ってはいないのかなと。
三橋さんは、自分の好きなものを好きといってくれる人にはなついてくれる感じとでもいいましょうか、三宅さんぽいというか。
堀岡さんも、なかなか感情は出さないけど、黙々と自分の役割を果たし、仲間を想っているところが、普段無口ではあるし、あまり仲間の会話にははいらないけど、そこにいて、心の中で想ってても、感情を上手く表現できない不器用さがあるというか。
と、まあ、あくまで私のこじつけですが、
そんな中で、年月が経って、自分の道を進むことによって、違う場所に行っても、仲間の悩んでいることとか、苦しんでいることを聞けば、当たり前のように仲間だからと、連絡をしたり、声をかけると、いうことが、今のV6がこの先の未来にそれぞれの進む道が違ってきても、根底にはV6というたしかなつながりはずっとあるんだよ。みたいなことなんでしょうか。
そんなテーマだからこそ、この物語の場合は、井ノ原さんが後藤さん役というのがすごくしっくりくるというか。
で、主役である長野さんですが、少クラでの森田剛さん曰く「お水みたいな人」とか、坂本さん曰く「なだめる人」みたいな、部分でいうと、この役なのかなと。うまくいえないけど。
なんて、ふっと気が付いたら、さっきまで見てたときとは違って、ぐっとくる感じが出てきちゃいました。
あくまで、私の勝手なこじつけ、自己満足ではありますが。
ああ、痛いなぁ…私。
で、痛さついでに…
森田剛さん演じる林田さんと、長野さん演じる長倉さんの、とても丁寧な会話がすごくツボです。それも方や作業着の下は白いシャツ、方やジャケットに、カラーの高めなシャツにあの髪型…決まりすぎです。いかにも出版社の人です。
とにかく森田さんのまじめな会話というかまじめなキャラが結構好みです。(でも真逆のシュージ君や、南條さんも好きなので、結局どの森田剛でもいいらしい)それが、長野さんとドラマであろうと会話しているシーンはそこだけ、持ち歩きたいと思いましたよ。
坂本さんの漁師は昭和60年代のスタイルとしてはかっこよすぎです、井ノ原さんもそうですが、バックに従えた外国人の方に比べてのスタイルの良さにめまいが…(ちょっと細すぎるかもしれないが)
ただ、坂本さんの巻き舌せりふは生き生きとしてたような気も…、そしてどてらがお似合い。
井ノ原さんと、岡田さんはいかにも昭和なトレーナー姿がお似合い。
あと、キャスト紹介の文章とか、特典の内容が異様にマニアックな内容だったりして、だれのこだわりなんでしょうね?ま、実在の人物をモデルに作ったフィクションだし、撮影場所もそういう方の協力で撮影していることがいろいろ書かれていてなかなか面白いです。
しかし、井ノ原さんのモデルになった人の実弟が超有名歌舞伎役者だったとは、そのほかの血縁関係の説明を見ると、V6でこの役を振り分けるなら、たしかに設定は違うようにしないと…ね。
こんなもったいない特典ではありますが、最近6人での「なにか」をとても大切にしてくれているのが、井ノ原さんのコメントや、健ちゃんの行動なんかでなんとなく、読み取れる気がするんですが、それが、特典についても反映されているのかなと。
毎年、映画を撮るとかそんなんじゃなくていいので、この程度(これでも大変かと思いますが)でもいいので、見せて欲しいものです。